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無職弁護士の増加で弁護士犯罪も増加!!

bengosi-baggi

平成26年3月末時点での弁護士数は3万5045人。10年前の約1.7倍、20年前の約2.4倍に増加しているようです。年々競争が激化している弁護士業界。その背景には、増え続ける弁護士と減り続ける起訴件数があるようです。

公務員とは違い、弁護士資格を取得しても身分の扱いは民間扱いですから、法的代理人依頼がなければ仕事もなく収入も得られないのです。そういう背景もあり、弁護士自ら犯罪を犯す事が増えており、犯罪を犯さなくても、どう考えても勝ち目の無い訴訟の代理人になり、わずかな着手金(10万円程度)で生活せざる得ない弁護士も増えているようです。

テレビや雑誌を見ても、法律事務所の広告をよく目にする時代です。地方の弁護士事務所や、個人で活動する弁護士にとっては死活問題です。裁判のやり方も変化してきており、裁判所に行かなくても弁護士活動ができるとなれば、地方で起こる訴訟も地方の弁護士に依頼する必要がなくなります。

弁護士自ら仕事を探す時代にならざる得ないは、何か違和感を感じます。商売目的に代理人を請ける時代は、バッジもデザインも変えた方が良いのではと思います。天秤のイメージではなく、パフォーマンスやディベート能力が高い弁護士が人気を取り、真面目にやっつている弁護士は生活できない状況になるのは法治国家の日本にはどうなのでしょうか?

石川県内にも、着手金狙いで請け負う法律事務所が存在しているような感じもします。依頼者も弁護士の選定には慎重に検討しなければいけないのかも知れませんね。「相談料無料」という広告には気を付けた方が良いのではと思います。「無料」で請け負う仕事は仕事ではありません。必ず裏がありますね。